校長挨拶
Principal
~なかまとともに支えあい、豊かな学びと心を大切にする学校~
本校は、「確かな学力」「魅力ある学校生活」「豊かな心と体」を三本柱に、学校経営をすすめているところであります。
しかしながら、コロナ禍だった小学校中学年~高学年の頃の本校生徒も、思春期の多感なこの時期に、学校行事や体験活動その他の教育活動にさまざまな制限があったため、集団生活でしか培うことができない「非認知能力の育成」が不十分だと感じているところです。そのため、コロナ禍が収束した現在でも、学校が心の安心・安全な場とならずに、学校に行くのが楽しいと感じていない生徒が増加傾向にありました。やはり学校は、「楽しい」居場所であることが重要です。
そこで、今年度のキーワードを「すべての生徒が安心・安全な学校づくり!」としました。生徒が、新堂中学校が少しでも楽しいと感じ、新堂中学校へ行きたいと思える学校風土を醸成するために、昨年4月に施行された「こども基本法」の理念である「こどもまんなか社会」を校内においても実現したいと考えております。こどもの「意見表明権」を大切にし、その想いを我々学校が、家庭・地域の大人とともに、「こどもの最善の利益」を考え、三位一体で取り組んでいければと思っております。
今年度開校45年目を迎えた本校は、開校以来ずっと地域に支えられてきました。そして、「生徒会による『全校道徳劇』」「毎月10日の『人権の日』の取り組み」「新中祭(文化祭・体育祭)」という、地域に誇れる取り組みがあります。また、令和元~3年度に文部科学省・草津市教育委員会の道徳教育研究推進指定校として「仲間とともに考え・気づき・行動する力を育てる~生徒の心に響く道徳教育の創造~」の取り組みが、我々教職員のレガシーとして、今もなお受け継がれています。
これからも「不易流行」の精神を持って、果敢にチャレンジする学校でありたいと思います。今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。